自家製ホールトマトの作り方
どんどんトマト消費メニューが続きます。大好きな映画『リトルフォレスト』の中で主人公のいち子が食べていた自家製ホールトマトがほんとうにおいしそうで、、、作ってみたいと思っていました。
リトルフォレストの映画は好きすぎて話が長くなりそうなので、また別の機会に 笑。
【自家製ホールトマト(トマトの水煮)の作り方】
①トマトの湯剥きをします。
トマトのお尻に浅く十字に切り込みを入れておく。
②沸騰したお湯に10~15秒ほど入れる。
あまり長くお湯に入れすぎるとトマトの表面に火が入って軟らかくなってしまい、逆に剥きにくくなります。今回はこれから加熱するから大丈夫ですが、生で食べる場合は食感が悪いかも。
③お湯から引き揚げたら、すぐに氷水に入れる。
④切り込みを入れたところから丁寧に皮を剥き、硬いヘタの部分をくり抜いておく。
(もしまだ剥きにくければ再度さっとお湯に。)
⑤使用する瓶を加熱殺菌します。
キレイに洗った瓶にかぶるくらいの水を入れ、徐々に温度を上げていき、沸騰後5分ほど加熱して殺菌する。瓶をお湯から取り出し、逆さまにして水分を切り、残った水分は清潔なキッチンペーパーなどでふき取っておく。
水から入れるのは温度変化で瓶が割れないようにするためです。今回は1本だけだったのでしなかったのですが、数本ある場合は接触で瓶が割れないようにするために鍋底にフキンや網を敷いておき、瓶に衝撃がいかないようにします。沸騰時に瓶がボコボコ動いていたのでやっぱりフキン敷いておけばよかったと反省・・・。
⑥瓶詰をします。
瓶が熱いうちに湯剥きしたトマトを入れ、0.7%の塩を溶かした塩水を瓶の口の2cm下くらいまで充填する。(今回は500gの水に0.7%の塩で、3.5g溶かしています)塩は味付けのためなのでお好みで。
瓶の口ギリギリまで塩水を入れないのは、熱膨張で体積が増えるためです。
⑦脱気処理をします。
瓶の蓋を軽く閉め、(きつく閉めないでくださいね)鍋に瓶の7~8分目まで水を入れ(多すぎると瓶に水が入るため)、火にかける。沸騰後、20分~加熱して瓶の中の脱気処理をします。
瓶が大きかったので90℃近くまで上げるのに35分かかりました。100℃近くになるとほぼ脱気できるのですが、糖度のあるジャムと違ってこれ以上は上げられませんでした・・・。
⑧密封後、加熱殺菌をします。
一度瓶を鍋から取り出して(やけどに注意してくださいね)蓋をいったんゆるめて蒸気を逃がし、再度蓋をきちんと閉める。これで真空状態になっています。次は殺菌のため瓶全体がお湯につかるようにして、沸騰後10分~加熱殺菌し、そのまま冷まして瓶を取り出す。(加熱後、水を入れて冷ます方法もあるのですが、熱い鍋を動かすのは危ないので私はそのまま冷ますようにしています。)
瓶が大きかったので加熱時横にしましたが、小さい瓶であれば蓋近くまでお湯を増やせば大丈夫です。瓶の中心温度が85℃~で10分加熱すれば常温でも保存できると思うのですが、作るときの様々な条件が関係してくるので、その辺は自己責任で判断してくださいね。(瓶を開けた際に五感で判断。)
瓶が冷めたときに、蓋の真ん中(セーフティボタン)が凹んでいれば、ちゃんと密封できてます。
完成です。
今回はコストコで買ったパスタソースの瓶を再利用したので、常温保存ではなく冷蔵にしようと思っています。蓋は新しいものでないとパッキンが劣化していて、しっかり密閉できません。常温で長期保存をしようと思っている方は新しい蓋を使ってくださいね。(瓶は再利用OKですよ。)
そうそう。今回使用したコストコのパスタソース(CLASSICO(クラシコ) パスタソース トマト&バジル )の空き瓶のラベルを剥がしてびっくりしたのですが、これ、メイソンジャーなんですね。ちょっと得した気分(*´ー`*)
ガールズテプラでラベル作りました。
またセリアでカワイイマスキングテープ見つけました。
さて、せっかく作った自家製ホールトマトどうやって食べようかな。ひと瓶しか作っていないので大切に食べたいと思っています。