モンプリュのお菓子教室
神戸元町にあるパティスリー モンプリュ
ひとつひとつ丁寧に仕上げてあるお菓子はどれもぴしっと角が立っていてとても美しく、伝統的なフランス菓子のルセットでありなから、濃厚であっても重たくない、大好きなパティスリーです。
2005年にオープンした当初から7年ほどお店のお菓子教室に通っていたのですが、仕事の都合で通えなくなり残念ながら辞めてしまいました。それから何年かしてレッスン日にお休みが取れるようになったので再度通いたいと思っていたのですが、とても人気のお教室なのでキャンセル待ちのタイミングも合わず数年待ち・・・。やっと先月より復活してレッスンに通えることになりました。嬉しい(*´ー`*)
9月のレッスンはバトー・オ・ザマンド(Bateau aux Amandes)です。
船の形をしたアーモンドメレンゲを5層に重ねたお菓子で、林シェフがパリ「ジャン・ミエ」の修業時代に仕込み担当だったそう。
船の形にアーモンドメレンゲを薄く焼いて、パーターグラッセホワイトとホワイトチョコ、プラリネ・アーモンドを合わせたグラサージュでコーティングします。その間にクレーム・ノワゼットを挟んで5層に重ねていくという贅沢なガトーになります。
一番の難関は、アーモンドパウダー入りのメレンゲを船型に入れて擦りきることだそうです。この日のレッスンの為に、ケーキの底板を船形にカットした手作りの型を用意して頂いていました。
型の写真を撮るのを忘れていましたが、ごく薄いダコワーズがイメージしやすいかも。
2mm以下を目安にして、薄く型に擦り込んで船形に型取りしたメレンゲの上にアーモンドを並べます。
オーブンで焼成し、さくさくに焼き上がったアーモンドメレンゲの上部にグラサージュを薄く塗っていきます。
グラサージュを塗ったメレンゲの上に細い口金でクレームノアゼットを少量絞り、5枚重ねていきます。一番美しく仕上がったメレンゲを一番上にします。
これは試食用の3段にメレンゲを重ねた物になります。
美味しい紅茶と一緒に、できたてサクサクのバトー・オ・ザマンドを手でつまんで頂きました。
林シェフによるディスプレイです。あっという間に セッティングしたのにこんなに素敵。
自分で作ったお菓子を2つ持ち帰りました。
林シェフから当日食べて下さいと伺っていたのですが、実際におうちで食べたのは次の日。ジャン・ミエではアーモンドメレンゲの両面にグラサージュを塗っていたと言われていたのですが、教室では片面のみのコーティングだったので塗ってない面から水分が入って、しとっとしてるかなぁと思って食べてみたら・・・しっかりと焼いてあるメレンゲはまだサクサクですがクレームノアゼットとの一体感も出て、出来たてより美味しかったかも。
このお菓子はおうちでは作らないかなぁと思っていたのですが本当に美味しくて・・・作ってみたいし、また食べたいなぁ(*´ー`*)